JCBカードをメインカードにしている人は多いと思いますが、JCBカードには「JCBスターメンバーズ」という会員向けプログラムがあり、還元率がアップしてお得になります。
基本的に使っているだけで適用されていくプログラムではありますが、内容を知っておくことで有利になることもありますし、JCBカードの魅力も実感できます。
そこで、本ページではJCBスターメンバーズの特典内容や、それにより各カードで還元率がどの程度変わってくるのか見ていきたいと思います。
JCBスターメンバーズとは
JCBスターメンバーズとは、JCBカードの優良会員向けプログラムで、利用金額に応じてクラスが決まり、クラスによってポイント還元率の優遇があります。
JCBスターメンバーズはランクによって「Oki Dokiボーナスアップ」と「キャンペーンチャンスアップ」があり、カード利用でたまるポイントが上乗せされたり、各キャンペーンの抽選確率が上がるしくみになっています。
JCBスターメンバーズの特典内容
JCBスターメンバーズの特典内容は、上述した通り「Oki Dokiボーナスアップ」と「キャンペーンチャンスアップ」があります。
「Oki Dokiボーナスアップ」はカード利用時にたまるポイントが上乗せされ、「キャンペーンチャンスアップ」では各キャンペーンの抽選時の当選確率がランクに応じて上がるようになっています。
Oki Dokiボーナスアップの特典内容
Oki Dokiボーナスアップの特典内容はメンバーランクと持っているカードのランクによって決まるしくみになっていて、それぞれ獲得ポイントに以下の%分の上乗せがあります。
メンバーランク | JCBザ・クラスゴールドプレミアプラチナ | ゴールドネクサスデビットゴールド | その他 |
---|---|---|---|
ロイヤルαPLUS | 70%UP | 60%UP | 対象外 |
スターαPLUS | 60%UP | 50%UP | |
スターβPLUS | 30%UP | 20%UP | |
スターePLUS | 20%UP | 10%UP | |
メンバーランク | プラチナ/ゴールド | その他 | |
ロイヤルα | 25%UP | 対象外 | |
スターα | 20%UP | ||
スターβ | 10%UP |
OkiDokiポイントは通常1,000円利用につき1ポイントが加算されますが、30%のボーナスポイントがつく場合に10万円カードを利用すると以下のポイントがたまることになります。
通常ポイント:100ポイント
ボーナスポイント:30ポイント
合計:130ポイント
毎月の利用金額の合計にボーナスポイントが加算されるので、無駄が少なく少額決済が多い人でも最大限メリットを受けることができます。
また、利用金額は家族カードとも合算することができるので、使えば使うほどお得になります。
キャンペーンチャンスアップの特典内容
キャンペーンチャンスアップの特典内容は以下のようになります。
こちらもメンバーランクと保有カードによって特典内容が変わり、キャンペーンの抽選口数に倍率がかかり当選確率が上がります。
メンバーランク | JCBザ・クラスゴールドプレミアプラチナゴールドネクサスデビットゴールド | その他 |
---|---|---|
ロイヤルαPLUSロイヤルα | 6倍 | 対象外 |
スターαPLUSスターα | 6倍 | 4倍 |
スターβPLUSスターβ | 3倍 | 2倍 |
スターePLUSスターe PLUS | 2倍 |
最高のロイヤルαPLUS、ロイヤルαでは当選確率が6倍にもなり、キャンペーン当選確率が飛躍的に高まります。
JCBカードに入会してから気づきましたが、JCBカードは他のカード会社よりもキャンペーンが豊富で、ディズニーチケットや電子マネーが抽選で当たるなど魅力的なキャンペーンも多いです。
そのため、キャンペーン当選確率が上がる本特典はJCBカードと相性がよく、加入してからメリットを感じている人も多いでしょう。
利用金額に応じて抽選口数が増えるキャンペーンが多いので、ヘビーユーザはより当選確率が高まるしくみになっています。
(よくできています。。)
なお、抽選口数の倍数は「支払い名人に登録」などで加算された抽選口数は倍計算の対象外となります。
例)
1.当選確率6倍、抽選口数1口の場合
1口
↓
6口(当選確率6倍)
2.当選確率6倍、抽選口数1口、支払い名人登録の場合
1口+1口(支払い名人登録分)=2口
↓
6口+1口(支払い名人登録分)=7口
他の上乗せされている抽選口数までは倍にはならないことになりますが、併用できているので当選確率のアップは明らかですね。
JCBスターメンバーズのランク適用条件
JCBスターメンバーズのランク適用条件は以下のようになっています。
利用金額(税込) | オリジナルシリーズ、法人カード等 | その他 |
---|---|---|
300万円以上の方 | ロイヤルα(アルファ)PLUS | ロイヤルα |
100万円以上の方 | スターα(アルファ)PLUS | スターα |
50万円以上の方 | スターβ(ベータ)PLUS | スターβ |
30万円以上の方 | スターe(イー)PLUS | 対象外 |
OkiDokiポイントの還元で高い還元を受けられる「○○ Plus」のランクとなるには、オリジナルシリーズや法人カードなどを利用している必要があります。
JCBスターメンバーズ自体が、JCB一般カード、JCBゴールドカード、JCBプラチナカードなどのオリジナルシリーズを対象とした還元プログラムとなっているので、その他のカードを持っている人の旨みは少ないです。
JCBザ・クラスを目指すことができるのもオリジナルシリーズのカードとなっていますので、JCBを使いこなすならオリジナルシリーズを使っていくのがおすすめです。
JCBスターメンバーズ適用後の各カードの還元率
JCBスターメンバーズが適用された時に、最大でどれくらいまで還元率が上がるかを主要なカードで見ると以下のようになります。
カード名 | 還元率(通常) | 還元率(最大) | 必要利用金額 |
---|---|---|---|
JCBザ・クラス | 0.5% | 0.85% | 300万円以上 |
JCBプラチナ | 0.5% | 0.85% | 300万円以上 |
JCBゴールド | 0.5% | 0.8% | 300万円以上 |
JCB一般カード | 0.5% | 0.75% | 100万円以上 |
JCB CARD W | 1.0% | 1.0% | 無条件 |
JCBオリジナルシリーズの還元率は通常0.5%となるので、ランクが最大になっても還元率は1%には届かず、0.75%から0.85%の間になります。
JCBカードはポイントだけを重視する人向けのカードではないので、この辺りは仕方ないですね。
キャンペーンでうまく景品をゲットできると還元率以上のお得がありますし、ポイント還元率がアップする加盟店もスタバやセブンイレブンなどメジャーどころが多く豊富です。
JCBザ・クラスへのインビテーションにもつながっているので、還元とステータスのバランスが非常に良いカードという印象です。
なお、JCBカードの中でもWEB限定で申し込める「JCB CARD W」は、年会費無料でありながらポイントが2倍たまり、どこで利用しても1.0%の還元率となっています。
JCBスターメンバーズの対象外のカードですが、元の還元率が高いので、無条件でJCBのどのカードよりも還元率が高くなっています。
JCBカードで還元率重視の人には「JCB CARD W」がおすすめと言えるでしょう。
管理人がJCBカードを使い始めたきっかけ
管理人は、色々と特典の多いJCBのブラックカード「JCBザ・クラス」の取得を目指しています。
最初はディスニーのクラブ33への入場や、特定のアトラクションへの優先搭乗券やラウンジ利用が目的だったのですが、その他にもグルメクーポンやコンシェルジュサービスなど良いサービスが盛りだくさんで年会費以上の魅力があります。
ザ・クラスはもともと自分から申込ができない招待制(インビテーション制)のカードですが、自分からコンシェルジュに電話をしたり(いわゆる突撃)、ザ・クラス保有者からの紹介、M3経由での申込ができるなど、いくつか自分でアクションを起こすことでインビテーション以外の申込ルートが存在していました。
ただ、近年プレミアム度を増すためか、これらの申込ルートは閉ざされ、完全インビテーションカードとなってしまいました。
プレミア感が増すのは良いのですが、地道にクレヒスを作っていかないといけず、管理人はJCBゴールドをメインカードに1年ちょっとクレヒスを積んでいます。
(順調にいけばあと1年程度で取得)
このような事情で管理人はJCBカードをメインカードとして使っています。
当初は還元率は低めで普通のカードという印象が強かったJCBカードですが、スターメンバーズの特典などを見ると、使う人ほどお得になる高還元で特典多数のカードという印象に変わりました。